道の駅・龍勢会館(秩父市吉田久長)に県内の農家から寄贈された小型のトカラヤギを2頭の名前が決まった。
トカラヤギは、鹿児島県トカラ列島原産の日本在来のヤギで、成獣になっても体重が20~30キロの小型のもの。7月に同会館に来た白黒の牛柄のヤギは2頭共体重15キロほど、体高50センチほどの子ヤギだった。
同会館では、このヤギの名前を7月から一般公募。8月末までにおよそ100通の応募があり、9月に審査した結果、名前が決まった。
「キキ」と名付けられた雄のヤギについて、応募した市内の女性は、「初めて見たときに目がキラキラしていて、そこからこの名前を思いついた」という。
もう一頭は「ルル」と名付けられた。胴体横にハートマークのある雄のヤギで、名前の響きが良いことから選ばれ、こちらも市内の女性からの応募だったという。
2頭は現在、健やかに成長しており、体高も65センチほどになった。2頭は同会館裏の草原を柵で囲い飼育されているが、会館では訪れた人がむやみに餌を与えたり、触ったりしないよう呼び掛けている。
道の駅・龍勢会館の営業時間は9時~16時30分。火曜定休。