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小鹿野町が新たに情報発信サイト シティープロモーション推進

小鹿野町は「秩父の秘境」と表現されることもある

小鹿野町は「秩父の秘境」と表現されることもある

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 小鹿野町が10月31日、「おがのまちシティープロモーション」の一環で新たな地域発信サイトを公開した。町民ライターが中心となって取材・執筆を担い、行政や事業者と連携して情報発信を行う「編集型まちづくり」を進める。

オンラインで行った定例ミーティング

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 滝や名水、歌舞伎など豊かな自然と文化資源がある一方で鉄道駅がないことからアクセス面の課題を抱えてきた同町。「終点の先、秩父の秘境へ。おがのまち」をコンセプトに、町民・事業者・行政が一体となって魅力を発信する仕組みとしてプロジェクトを立ち上げた。

 現在は一般公募で集まった町民ライター7人が中心となり、2週間に1度の編集ミーティングを重ねながら取材を進めている。サイト公開に向けた準備段階では、プロのライターやカメラマンが講師として参加し、取材の進め方や記事づくりなどの講座を開いた。7月から取材や執筆を進め、80本以上の記事を掲載。サイトでは「自然・アウトドア」「歴史・文化」「食べもの・みやげ」「温泉・宿」「秘境で暮らす」などのテーマで町の魅力を紹介する。

 チャットツール「Discord(ディスコード)」を使ったオンラインコミュニティー「おがの町民カイギ+(プラス)」もスタート。サイト上から登録すれば誰でも参加でき、町内外の人々がリアルタイムに地域情報を交換し合う場としての活用を目指す。

 今回のプロモーションに合わせて11月8日、西武池袋駅で「小鹿野町シティープロモーションイベント」を行う。11月3日~9日、西武池袋線の1編成(10両)を活用した車両ジャック広告も展開し、駅構内では特設ブース「おがのまちあい室」で町の魅力を紹介する。

 同町シティープロモーション事業で同サイトの編集長を務める新井陽子さんは「町民編集部の皆さんと一緒に記事制作に取り組む中で、改めてこのまちの魅力を強く感じている。これまで十分に伝えきれなかった思いやストーリーを大切にしながら、新たな価値を見つけ、より多くの方に届けていきたい。今後も町民や多くの人の力を借りながら、チャレンジを続ける」と話す。

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