皆野町の「ぼくらのミナノベース」(皆野町大字三沢)で10月19日、旧車愛好家が集まりドライブを伴うピクニックを楽しむ「第4回皆野サンデーピクニック」が開催された。
2022年から毎年行われており、今年で4回目となる同イベント。今回は50~60年代を中心とした25台の旧車オーナーなど51人が参加した。当時を思わせるピクニックグッズなども広げられ、旧車愛好家同士が会話に花を咲かせ、時にはエンジンルームをのぞき込みながら話す様子も見られた。ピクニックらしく、ランチにはパン店「Picnic Basket」の特製サンドイッチを用意し、チェロと足踏みオルガンのユニット「ミルクオアダーク」が演奏を披露した。
フランスのパナールPL17(63年式)で相模原から初参加した金城智之さんは「この日のために準備を整えてきた。この車は合理的な構造で、自分でもある程度のメンテナンスができるところが良い。とにかく見た目がかわいくて心に響くデザインなのが旧車の魅力。60年代の丸いデザインが気に入っている。皆野に来たのは初めてだが順調に来られて良かった。皆野の街並みと旧車は似合う」と話していた。
主催する奥村純一さんは「皆野町地域おこし協力隊の任期中に立ち上げたイベント。協力隊の任期は終えているが、今後も引き続き開催していきたい」と意欲を見せる。奥村さんと同じく協力隊の同期として活動していた、同会場オーナーの松藤裕也さんは「過去にピクニックに参加していただいた方や、われわれのピクニックを知った車好きたちが独自にここでイベントを主催するなど、皆野へと足を運んでくれる一歩となっている。このイベントに喜びを感じている」と話す。