秩父ミューズパーク(秩父市・小鹿野町)でイチョウ並木の黄葉が進み、見頃を迎えつつある。園内では現在、「黄葉祭」が開催されており、11月1日には「秋の秩父いってんべぇウォーキング」も行う。
南口から北口まで約3キロのスカイロード両脇に約500本のイチョウを植栽している(10月24日撮影)
秩父市と小鹿野町にまたがる同園は、長尾根丘陵に位置し、南口から北口まで約3キロのスカイロード両脇に約500本のイチョウを植栽する。ミューズパーク管理事務所によると、黄葉の見頃は天候にもよるが11月9日ごろまでの見込みだという。イチョウが落葉する頃には、梅園近くのカエデが紅葉し、赤いトンネルのような景色が広がる。
園内では秋の風景を眺めながら飲食や木工・クラフト作品を楽しめるよう、今年も黄葉祭を開催。パルテノン周辺には秩父グルメのキッチンカーが日替わりで並び、期間中を通してさまざまな店が出店する。10月25日~11月3日には芝生広場で「秩父の木工祭り」として木工体験や木工製品の販売を行う。パルテノン会場では同期間、村崎太郎さんプロデュースの「日光さる軍団」による公演を予定。多目的ハウス周辺では、今月25日・26日、11月1日・2日・3日・8日・9日・15日・16日にクラフトフェアを行う。黄葉祭は11月16日まで。
11月1日には「第23回 秋の秩父いってんべぇウォーキング」を開催する。西武鉄道と秩父市が共催し、秩父鉄道が協力する。秩父市は2005(平成17)年4月1日に旧秩父市・旧吉田町・旧大滝村・旧荒川村が合併して誕生し、今年で節目の20周年を迎えた。これを記念した事業の一環で行う。
当日は西武秩父駅を出発し、佐久良橋を渡って札所23番音楽寺やミューズパーク、秩父公園橋、秩父神社などを巡る約10キロのコースを歩く。参加無料で、参加者には、秩父市誕生20周年を記念した秩父市イメージキャラクター「ポテくまくん」と「ぷめるちゃん」のキーホルダーを数量限定で進呈する。
産業観光部観光課の中島学さんは「日に日にイチョウ並木の紅葉が進んでいる。例年通りなら恐らく当日も黄金色のイチョウ並木の中でウオーキングを楽しめると思う。秋はウオーキングを楽しむ絶好の季節。景色とともに秋の秩父を歩きに来てほしい」と呼びかける。