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秩父のキャンプ場で移住者向け里山教室 収穫など通じ農ある暮らしを体験

「子どもたちに畑や里山の生活を体感してもらうこと」をテーマにしている

「子どもたちに畑や里山の生活を体感してもらうこと」をテーマにしている

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 秩父のプライベートキャンプ場「KEiNA CHICHIBU(ケイナ・チチブ)」(秩父市田村)で10月4日、秋の秩父を舞台に収穫や食体験を通して自然と共に生きる暮らしを学ぶイベント「秩父の自然を味わう里山教室~自然と共に生きる生活を体験してみよう~」が開かれる。

移住者向けの里山教室

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 秩父市主催で2023年に始まった同イベント。きっかけは、同キャンプ場オーナーの今山実穂さんが同市移住相談センター担当者から「移住後に家庭菜園や農業をやりたいという声は多いが、支援が不足している」と相談を受けたこと。今山さんは「秩父では敷地内に畑を持ち、季節の野菜を自ら育てて食べる暮らしが今も息づいている。首都圏から程よい距離にありながら自然に寄り添えるのは秩父移住の魅力の一つ。農業に関心のある人に農ある暮らしをイメージできる体験を提供したい」と話す。

 イベントのテーマは「子どもたちに畑や里山の生活を体感してもらうこと」。昨年までは年間を通して種まきから収穫、調味料作りまでを体験する形式だったが、今年は春と秋の2度に分けて開催。「春の教室」は野草探しや山菜の調理などを行った。

 今回「秋の教室」ではイチジク狩りや栗拾い、サツマイモや里芋の収穫に加え、収穫した食材を使った昼食作りを行う。今山さんは「秩父では身近でも、都会の人にとってはなじみのない食材が多い。食を通して生活の中にある自然の魅力や恵みのありがたさを実感してほしい」と参加を呼びかける。

 同キャンプ場のある田村も少子高齢化が進み、不耕作地が増えている。「畑や里山を活用し、地域住民と移住希望者が交流することで、秩父に移り住みやすい環境づくりにつながれば」とも。

 参加費は1,650円(昼食・ドリンク込み)。定員は25人。申し込みは9月28日まで、ウェブサイトで受け付ける。

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