皆野町「Mahora稲穂山」（皆野町皆野）の「森のホール」内にに8月14日、木曜のみ営業するあんみつ店「あんみつSOLA」がオープンした。同施設が今月新たに始めたシェアキッチンの第1号利用となる。

オープン初日、次々と客が訪れた

　店主の松澤真理子さんは、秩父市内の和菓子店「相生町水戸屋」（秩父市相生町）の親族。看板メニューの「クリームあんみつ」は、同店のあんを使い、寒天、アイスクリーム、白玉、フルーツを盛り付け、黒蜜をかけて提供する。中でも寒天は「透明感と、さいの目に切った際に角が立つ固さにこだわっている」という。口直しに、秩父名産の「しゃくしな漬」と梅干しも添える。

　オープン初日は開店と同時に次々と客が訪れ、カラフルなクリームあんみつを楽しんでいた。秩父郡市内から訪れた女性客2人は「とてもおいしかった。たくさんの具材が入ったぜいたくなあんみつで、幸せな気持ちになった」「次はまた、別の人も誘って来たい」と、それぞれ話していた。

　松澤さんは「もともと喫茶店をやりたいという夢をずっと持ち続けていた。コロナ禍を機に『悔いのないように』との思いから出店を決意した。家族に相談し、アドバイスをもらいながら、店の方向性やメニューを決めていった」と振り返る。　

　「初日から大勢の人に来ていただき、ありがたい。お客さまに『また来たい』と思ってもらえるようなあんみつを作っていきたい。冬に向けてはお汁粉なども提供し、季節に応じた甘味を楽しんでもらえるようにしたい。山歩きの帰りに立ち寄って、甘いもので疲れを癒やしていただけたら」とも。

　メニューは、クリームあんみつ（600円）、クリームソーダ、コーヒー（以上500円）。コーヒーは「ちちぶコーヒー」（秩父市熊木町）のオリジナルブレンドを週替わりで提供する。

　営業は木曜の12時～15時30分（ラストオーダー）。