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秩父音頭まつりに新エリア「タイムスリップ横丁」 協力隊と大学生で企画

(右から)皆野町地域おこし協力隊の東さんと出沼さん

(右から)皆野町地域おこし協力隊の東さんと出沼さん

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 皆野町で8月14日に開催される「第57回 合歓の盆 秩父音頭まつり」で、「昭和100年」をテーマにした新エリア「タイムスリップ横丁」が初登場する。昭和が始まってから100年目に当たる2025年にちなんだ企画で、りそな銀行皆野支店(皆野町皆野)と向かいの商店街駐車場が会場となる。

タイムスリップ横丁 チラシ

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 タイムスリップ横丁は同町地域おこし協力隊と、昨年同町と連携協定を締結した「世界一周大学」(横浜市都筑区)が共同で企画したもの。「『誰かの歴史』ではなく『あなたの思い出』」をキーワードに、同町の昔の風景や味を再現し、「世代を超えて秩父音頭の魅力を感じてもらうこと」を目指す。

 当日は過去の「みなの広報」に掲載された成人式の写真などを掲示するほか、秩父や皆野町の矢尾百貨店内にあった「レストラン森永」が提供していた「エンゼル焼き」を復刻メニューとして販売する。

 同隊の東廉太郎さんは「エンゼル焼きを復刻するに当たり、正確なレシピを知る人が少なく、レストランカプチーナ(元レストラン森永)、矢尾本店、町内事業者、当時から矢尾に通っていた『矢尾っ子』に取材を重ね、試食会を繰り返してたどり着いたレシピ。『あのころの味』を知る人はもちろん、知らない人も昔の秩父や皆野を五感で感じてほしい」と話す。

 試食会に参加した同町在住の浅見陽介さんは「食べてみて当時の味を思い出した。皆野矢尾1階にあったエンゼルプラザではウオーキングセット(メロンソーダ、ポテト、ナゲット、たこ焼き)をよく買っていた」と懐かしそうに話す。

 そのほか、駄菓子店「根岸商店おこうしん」(皆野)で昼時に提供されていた焼きそばも、当日限定で同店店主が焼き上げて復活させる。子ども向けの射的なども行う予定。

 東さんは「新エリア『タイムスリップ横丁』は、世界一周大学の生徒50人、皆野町地域おこし協力隊、地域の方々の協力で実現した。秩父音頭まつりの継承とは、思い出や思い入れこそが肝要。ぜひ足を運んで、『あの頃』を楽しんでほしい」と呼びかける。

 開催時間は17時~22時。

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