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小鹿野町「みどりの村」に新キャンプサイト 自然との距離縮める一歩に

「リュックサックの森キャンプサイト」がグランドオープンした

「リュックサックの森キャンプサイト」がグランドオープンした

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 小鹿野町の「みどりの村」(小鹿野町飯田)に7月12日、新たなキャンプサイト「リュックサックの森キャンプサイト」がグランドオープンした。運営は同施設指定管理者の「オフィスプラス」(秩父市)。

オープン当日はキャンパーがそれぞれのスタイルで場内を活用しながら滞在を楽しみ、SNSなどで発信した。

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 同社は2月、同園内にモンゴル式のゲルを活用した宿泊施設「FENOZ MORITO CAMP(フェノズ・モリト・キャンプ)」を開設しており、今回のキャンプサイトは、異なる宿泊スタイルを提案する複合型滞在施設の一環となる。「リュックサックの森キャンプサイト」の名称は、「リュックサックはキャンプで共に過ごす大切な道具を詰め込む、自分らしい滞在の象徴」というイメージから名付けたという。

 新たに整備したサイトは旧プール跡地を活用したもの。約2600平方メートルの敷地に7区画を設けた。各区画は約117平方メートルの広さを確保し、1区画当たり10人で、「ゆとりあるスペースでキャンプができるように設計した」という。

 サイト内に水道や炊事場はなく、水をタンクなどで持参するか園内の水道からくんでくる必要がある。車で12分ほどの場所には天然の湧水「毘沙門水」をくめるスポットがある。支配人の染谷陽介さんは「一晩でどれくらいの水があればいいのかを考えて過ごすことで、自然との向き合い方や、普段の生活では気づきにくいことに目が向く。普段は見落としがちなありがたさに気づいたり、自然との距離を縮めたりする一歩になるのでは」と話す。

 グランドオープン当日は、キャンパーを招いたPRイベントも開催した。東秩父村でキャンプ場を開拓中のJBSブッシュクラフトインストラクター・猪野健太さん、ユーチューバー「アウトドアぼっちゃん」、現役保育士キャンパーの中村友美さん、マルシェ運営などに携わる「とうふとぽてと」さん、秩父出身の実業家で、ミャンマーでコーヒーの栽培から焙煎(ばいせん)までに携わる福島孝尚さんらが参加し、それぞれのスタイルで場内を活用しながら滞在を楽しみ、SNSなどで発信した。

 染谷さんは「キャンプに加えて、ゲルでの宿泊や森の散策など、思い思いに過ごせる場所として育てていきたい。今後は地域の資源を生かした体験や、季節に応じたイベントなど体験プログラムも充実させていきたい」と話す。

 宿泊料金は1人3,000円。要事前予約。

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