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秩父・ただかね農園、コロンバン「全国いちご選手権」4連覇

(左から)コロンバンの小澤俊文社長、ただかね農園の高野宏昭社長、妻の奈美子さん(写真提供=コロンバン)

(左から)コロンバンの小澤俊文社長、ただかね農園の高野宏昭社長、妻の奈美子さん(写真提供=コロンバン)

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 秩父の「ただかね農園」(秩父市下吉田)の「大地のいちご・あまりん」が洋菓子店「コロンバン」(東京都渋谷区)の特別企画「第4回お客様が選ぶ全国いちご選手権」で4連覇し、6月30日、表彰式が行われた。

収穫したての「あまりん」

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 コロンバンが販売する「フルーツワッフル」特別企画の同企画。全国各地から高級、希少品種など20種以上のイチゴを取り寄せたうえで8種に絞り、全てのワッフルをイチゴでそろえて販売。販売個数、売り上げ、購入者アンケートを元に総合順位を発表した。同園社長の高野宏昭さんは「販売期間の11日間、安定して出荷するには、いろいろと大変な事があった」と振り返る。

 「あまりん」はイチゴの中でも甘みが強く、果皮は艶のある赤色が特徴。独自のワイン堆肥を使った土耕栽培により、「味と実の締まりを保っている」という。「天候によって品質が左右されやすいイチゴを、毎日の天候に合わせて管理し、一定の品質を保っている」と高野さん。傷を防ぐため、実に直接触れず枝だけを持って収穫する独自の方法を採用しており、「その作業には各部門のスタッフの高い技術力が求められる」という。スタッフは常時雇用の8人~9人、季節雇用の3人~4人が同園で働いている。

 高野さんは「ある程度広い土地と労力、発酵技術や知識などがなければ上手にいかず、決して簡単なことではない。おいしい作物を作るという自信こそが当園の特徴であり、他との差別化になっている」と胸を張る。

 コロンバンでは「あまりん」、上位入賞イチゴを使ったスイーツのパルフェやアフタヌーンティーセットを来年1月中旬から期間限定で販売する予定。

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