バリ島のリゾートをテーマにした多目的施設「RUANG SUARA(ルアンスアラ)」(秩父市上野町)が8月27日、グランドオープンした。
同施設は、バリ島から直接取り寄せた、石や木、扉、壁、調度品などを使って造られ、塀で仕切られた約100坪の空間は「バリ島の高級リゾートに来たような造り」にしたという。
この場所は、この15年間に何度かリノベーションされ、ヨガスタジオ、ピアノレッスンスペース、多目的イベントスペースなどがあった。今回新たにカフェとエステティックサロンを新設したのをきっかけに、その集大成として多種多用途のバリ島リゾートスペース「ルアンスアラ」としてグランドオープンした。
オーナーの野口菜美さんは秩父に生まれ育ち、ダンサー、ヨガ講師、総合芸術プロデューサーの肩書きを持つ。「世界中を旅行して見て回った。その中でバリ島が特に気に入り、何度も足を運ぶうちに景色や風土、習慣などが秩父のそれと似ていることに気付いた。仕事で多忙な日が続き現地になかなか行けなくなり、それならばバリ島を秩父に持ってきてしまえと思って完成させたのがこの施設。『ルアンスアラ』で言葉の意味は『響きの空間』。秩父で非日常のゆっくりとした時間を過ごしてほしい」と話す。
10月23日には「ルアンスアラ・スペシャルライブ」として、国内で活躍するフラメンコ演奏者を招き、バリ島から取り寄せたハーブティーや、地元に蒸留所があるウイスキーの飲み比べなどを予定する。