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横瀬町で台湾との文化交流イベント「台湾祭々」 グルメや物販ステージも

(右から)担当の平さんと小俣さん

(右から)担当の平さんと小俣さん

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 台湾と秩父地域の文化交流イベント「台湾祭々(たいわんさいさい) in 秩父・横瀬」が3月1日・2日、西武鉄道・横瀬駅から徒歩10分ほどの横瀬町町民会館駐車場で開催される。台湾や横瀬・秩父地域を中心とした出店者が集い、それぞれの文化を持ち寄って食や雑貨、文化体験などを通じて相互理解を育むのが目的。

世界オリジナルマーマレード大会で最優秀賞を台湾人として初めて受賞した「Keya Jam」

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 秩父地域には台湾からの観光客が多く訪れている。2023年の観光データでは、台湾からの訪問者が年間3700人と最も多く、次いで香港1600人、アメリカ900人と続いた。横瀬町振興課の平匡史さんは「秩父や横瀬に来てくれる台湾の人が多いことから、台湾の文化を知る機会となるイベントを行いたいと考えた」と企画のきっかけを話す。

 これまで台湾に特化したイベントは県内でも例がないため、昨年5月に熊本県で台湾イベント「台熊祭々(たいくまさいさい)」を成功させた「アワシティブランディング」(熊本県合志市)の力を借りる。台熊祭々は2日間で約1万5500人の来場者を記録し、話題となった。

 台湾祭々当日は、世界オリジナルマーマレード大会で最優秀賞を台湾人として初めて受賞した「Keya Jam」、1947年創業の台湾で最初にサンドイッチを作った老舗ベーカリーブランドの一つ「洪瑞珍(ホンレイゼン)」などの飲食店、ファッションアイテムや雑貨を扱う店が台湾から出店。秩父地域の飲食店は台湾料理や台湾をイメージしたオリジナルメニューを開発。魯肉飯(ルーローハン)をアレンジした「ルーローパン」や「ルーローピザ」、台湾カステラなどが並ぶ予定。

 子ども向けには、台湾じゃんけんや輪投げ、射的といった屋台遊びのほか、3月1日限定で秩父消防本部によるはしご車の展示や制服着用体験も企画している。平さんは「子どもが楽しめなかったらいいイベントではないと思うので、来場した子どもたちにも楽しんでもらえる場になれば」と意気込む。

 3月1日には全国植樹祭の関連イベントも開催。横瀬町にゆかりのあるカエデ類や、台湾に縁のあるクスノキの植樹を行い、11時からはイロハカエデとタイワンフウの苗木などが当たる抽選会も行う。同日夜には、「チャレンジキッチンENgaWA」で「台湾夜市 in 秩父・横瀬」も開催する。

 同町まち経営課の小俣裕哉さんは「臨時駐車場を設ける予定だが、混雑が予想されるため公共交通機関を利用してもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は両日とも10時~16時。台湾夜市は17時~21時。

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