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県立川の博物館で全国植樹祭応援事業 スロープ展「川でつながる森と人」

秩父市大山沢に平成8年に復元された鉄砲堰。鉄砲堰は昭和20年ごろには作られなくなった。

秩父市大山沢に平成8年に復元された鉄砲堰。鉄砲堰は昭和20年ごろには作られなくなった。

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 「県立川の博物館」(寄居町小園、TEL 048-581-7333)で2月4日、第1展示室の2階と1階を結ぶスロープを使った展示会「川でつながる森と人」が始まった。

埼玉県立川の博物館の鉄砲堰の模型。実際に水を流すイベントを毎日開催している

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 5月25日に秩父ミューズパーク(小鹿野町長留)で開かれる「第75回全国植樹祭」応援事業として開催している同展。かつて秩父の山から切り出された木材を運ぶ、重要な搬送路だった荒川を取り上げ、川がつなぐ森の恵みと人の生活を写真パネルなどで紹介している。パネルでは、同館に実物の4分の1模型がある木製のダムの一種「鉄砲堰(せき)」などによる木材搬送の様子や、川が運んだ肥沃(ひよく)な土による農業などを紹介する。

 第1展示室1階では、普段は収蔵庫に収められている鉄砲堰が描かれた浮世絵や絵図(いずれも複製)を展示する。同館担当者は「この展示を通して、少しでも木と人のつながりを知ってもらえれば」と話す。

 期間中、チェーンソーやノコギリで丸太を切る体験(4月5日)、博物館敷地内にある植物の樹名板作り(同27日)、樹木を学ぶクイズラリー(同29日)などのイベントも予定する。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、大人=410円、高校生・学生=200円。6月22日まで。

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