横瀬町の「秩父湯元 武甲温泉」(横瀬町横瀬)で1月9日、同町で開催される「あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)」(芦ヶ久保)を応援するイベント「氷柱水風呂」「氷柱写真展」が始まった。
あしがくぼの氷柱は「秩父三大氷柱」の一つで、西武秩父線「芦ヶ久保駅」から徒歩約10分に会場がある。山の傾斜を利用して作られた氷柱で、週末の夜はライトアップも行い、色とりどりに変化する氷柱の鑑賞ができる。
同温泉の氷柱水風呂は、男性用の水風呂で期間内の土曜と日曜の18時に行う。スタッフが作ったカラフルな氷は、入浴剤で色をつけた水を凍らせたもの。通常は約15度の男性水風呂にカラフルな氷を投入し、いつも以上に冷えた水風呂になるという。
氷柱写真展は男女の水風呂壁面に、これまでに開催された同氷柱の写真を飾る。水風呂に入りながら氷柱の写真を見ることで、視覚からも冷たさを感じさせるのが狙いだという。
同温泉は昨年4月から、温泉道場(埼玉県ときがわ町)が経営している。支配人の鶴見信之介さんは「経営を引き継ぎ、季節に応じて地域の文化や祭りやイベントに習って、当施設でも楽しめるような企画をしている。横瀬町はこの時期に氷柱で多くの人が遊びに来るので、地域を盛り上げるために何かできないかと考え、今回の企画開催に至った」と話す。
「当施設の水風呂は天然の地下水をくみ上げていて、サウナの温度は約90度。サウナと水風呂が好きな人のために露天風呂近くに『ととのい椅子』もあるので、サウナと水風呂の交代浴の合間にも楽しんでもらいたい。サウナ後に食べる『サ飯』には秩父地域グルメでもある『わらじカツ丼と味噌(みそ)豚丼』もぜひ味わってほしい」とも。
鶴見さんは「これからも地域を応援できるようなイベントを企画して、観光が増えるきっかけを作り地域に貢献していきたい。氷柱の訪問と合わせて、当施設のオリジナルイベントも楽しんでいただければ」と呼びかける。
営業時間は10時~21時。入館料は、中学生以上=平日700円、土曜・日曜・祝日900円。3歳以上=平日400円、同500円。2歳以下無料。あしがくぼの氷柱チケットを温泉の入館時にフロントに提示すると、チケット1枚につき1回のみ100円割引く(小学生以下は50円引き)。2月24日まで。