横瀬町の「オープン&フレンドリースペース Area898(エリア898)」(横瀬町横瀬)で9月25日、「在宅ワーク入門セミナー」が開催される。
主催は8月に横瀬町の官民連携プラットフォーム「よこらぼ」に採択された「TIMEWELL(タイムウェル)」(横浜市)。よこらぼ提案のきっかけは、同社社長の濱本隆太さんが横瀬町在住の友人の元に3年ほど前から訪れていたことだという。「プライベートサウナやバーベキューをしに友人や知人を横瀬町に連れてきて、延べ200人ほどとサウナで語り合ってきた。富田町長や役場の職員と話す機会もあり、『何か横瀬町で仕事につながることを作りたい』と考えていた」と濱本さんは話す。
濱本さんは岡山県出身。以前は大手総合電機メーカーに勤めていた。濱本さんは「大阪や東京で仕事をしようと思って上京した。東京には仕事はあるけれど、具体的な作業は地方に居てもパソコンで同じようにできるのではと思い、在宅アシスタントの事業をスタートした」と話す。
主な業務内容は、セールス支援やイベント運営に関わる登壇者の資料や司会進行資料などで、濱本さんの経験を元にしたものだという。濱本さんはこれまでにビジネス系のセミナーやワークショップ、事業・キャリア開発プログラム、行政関係のイベントなど、多い時には年間250回ほど、通算約2000本の企画に携わってきたという。
在宅アシスタントは作業目安時間が示された業務が割り振られる。経験を積むうちに適性を判断して任される業務が変わったり、早く作業が終わる人には優先的に仕事が割り当てられたりする。地方にいながらも、都内と同レベルの時給を支給するという。
濱本さんは「AIを活用することで人が手作業でやっていた10のものが3~4くらいに圧縮できる。在宅アシスタントにも比較的簡単に仕事をしてもらえるし、お客さまにも価値を感じてもらえるはず。実証期間中に横瀬町で5人以上の在宅ワーカーが創出できたら」と期待を込める。
「当日は「在宅ワークの基本知識と注意事項」「パソコン初心者から在宅ワーカーになった人の体験談」をテーマに進行する。
開催時間は13時~15時。オンラインでの参加も可能。対象は在宅ワークに興味がある人で、パソコン初心者も歓迎。参加無料。要事前申し込み。