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小鹿野のダリア園、広大な土地に極小輪から巨大輪まで350種5000株

花びらが幾重にも重なり、近くで見ると迫力のある巨大輪「親愛」

花びらが幾重にも重なり、近くで見ると迫力のある巨大輪「親愛」

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 小鹿野町にある「両神山麓 花の郷 ダリア園」(小鹿野町両神薄)の大小色とりどりのダリアが現在、見頃を迎えている。同園は今年で16年目を迎えた。

丸くて小さなかわいい花が咲く「蛍星」

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 同園は日本百名山の一つ「両神山」の麓の谷間にあり、1万平方メートルの広大な土地に約350種、5000株のダリアが植えられている。全てのダリアに「祝賀会」「黒蝶」「ムーンワルツ」などの名前があり、3センチほどの極小輪から30センチ以上もある巨大輪まで、見応えのある花が咲き誇る。

 同園を管理している「両神山麗花とみどりを育てる会」会長の神林清一さんは「今年は6~9月の降水量が多く、ダリアにとっては良い生育環境となった。草丈が大きく、見応えある花を楽しんでいただける」と話す。

 球根の栽培、土作り、植え付け、除草作業など園の整備は同会の会員10~20人で行い、年を重ねるごとに取り扱う品種を増やしながら園を広げてきた。神林さんは「来園してくれる人たちは、たくさんの花が見られることを楽しみに来てくれる。その期待に応えたいと思いながら、1年かけてダリアを育てている」と意気込む。

 ダリアの撮影も園を訪れる人の楽しみの一つ。「来園者には花をたくさん撮影してほしい。きれいな花を写真に残せるように、正面はきれいに咲いていても花の裏側が傷んでいたり枯れていたりする花を写すことがないように、毎朝花摘みをしている」という。神林さんは「撮影するなら、黄色い花で小さなボールのようにかわいい花が咲く『蛍星』や巨大輪の『親愛』、鮮やかな赤紫が美しい『新世界』は写真映えする。撮影する時は、山を背景にして前面にダリアを入れると趣のある写真が撮れる。撮るタイミングとしては、晴れた日だけでなく雨上がりの霧がかかった時もお勧め」と話す。

 同園を初めて訪れた川口市在住の男性は「園の広さに驚いた。見頃の期間が長いので、期間中にもう一度来たい」と話していた。

 開園時間は9時~16時30分。整備協力金として中学生以上は500円が必要。駐車場 65台を用意。11月3日まで。

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