「西武秩父駅前温泉 祭の湯」(秩父市野坂町 TEL 0494-22-7111)で7月17日、秩父市内の幼稚園児が自分で絵付けしたオリジナル風鈴の飾り付けを行った。
西武秩父駅から祭の湯までの小路に約250個の風鈴が飾られている
同施設では夏の風物詩として、市内の園児が描いた風鈴を西武秩父駅から施設に向かう小路に飾る風鈴イベントを毎年開催しており、今年で3年目を迎えた。当日は「大畑こども園」(大畑町)の園児30人が参加。施設内のフードコートで水にぬれても落ちにくいクレヨンや油性ペンを使って、花火や虫、スイカなど夏の風物詩を風鈴と短冊に描いた後、子どもたち自身で飾り付けた。
同園の齋藤優子園長は「子どもたちが自分なりに考えて、夏の風物詩を発想豊かに描いた。私たちの園にも風鈴を飾っているが、風に揺れるたびにチリンチリンとなる音に癒やされている。今はボタン一つで何でもできてしまう時代。日本の伝統文化にふれる機会が少なくなった子どもたちにとって、風鈴の絵付けはとてもいい機会になった」と話す。
今年は同園のほか、「秩父さくら幼稚園」「秩父ほうしょう幼稚園」「日野田保育所」「影森保育所」などが参加し、約250個の風鈴が駅の小路に飾られた。同施設企画担当の新井美咲さんは「これまでは秩父市内の幼稚園と保育所だけだったが、私の出身地でもある横瀬町の『秩父ほうしょう幼稚園』に声をかけたところ、今年初めて企画に参加してもらえた」と話す。
園児が絵付けした風鈴がチリンチリンという音色を奏でながら来訪者を迎えるのは9月8日まで。