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秩父札所1番で銘仙を使い「御朱印帳作り」ワークショップ

札所1番で御朱印帳作りワークショップ

札所1番で御朱印帳作りワークショップ

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「御朱印帳つくりチャリティーワークショップ」が6月15日、秩父札所1番「四萬部寺(しまぶじ)」(秩父市栃谷)で開催された。

札所1番の2階が会場

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 同ワークショップは2022年3月に始まり、今回で9回目。秩父銘仙をはじめとする各地の銘仙の中から選んだ生地で「世界に一つだけの御朱印帳」を作る。生地は実際に着用されていた着物などをカットし、クリーニングしたもの。御朱印帳を作る前にいす座禅を行い、心を静めてからスタート。御朱印帳を作り終えたら、所有者と御朱印帳の安全祈願をして受け渡しを行う。

 同寺副住職の丹羽隆浩さんは「自分で御朱印帳を作りながら自分の願い事が何かを考え、作った御朱印帳を持って願い事を深める旅に出てもらえたら。毎回定員10人近くの申し込みがあり、秩父からだけでなく、秩父地域外からも参加者が訪れている。女性の参加者が多く、年齢は若者から60代まで幅広い」と話す。

 ワークショップの運営メンバーは丹羽さんの他に3人いる。御朱印帳作りを教える講師のうち2人は秩父地域在住者、もう一人は秩父地域外在住。「以前から『寺を気軽に訪れる場にしたい』という思いがあった。法事や葬式の場としてだけでなく、気軽に人々が集まれる場所にすることを目指している。現在の運営メンバーからアイデアをもらって実現した」と丹羽さんは振り返る

 初めて参加した60代女性は「ただ作るだけではなく、座禅や安全祈願などもあって流れが良い。こういう場がないと経験できないことが多く、良い経験になった」と話していた。

丹羽さんは「今後も継続してワークショップを開いていきたい。ゆくゆくは寺カフェの開設も計画しており、気軽に立ち寄れる寺を目指している。ワークショップをきっかけに秩父の魅力を知ったり、地元の伝統文化に触れたりする機会になれば」と話す。

「次回は10回目の記念でプレゼントもあるので、参加してほしい」とも。次回ワークショップは7月13日を予定。

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