和歌山出身、秩父在住の楠本健太さんの写真展「心を癒す旅に出よう。写真展」が5月9日~27日、カフェ「表参道てらす」(秩父市番場町)で開催された。
楠本さんは旅が好きで、鉄道に乗って全国各地を訪れている。10年ほど前から自然豊かな秩父地域を気に入って足を運び、地元の人々と交流していた。3年前、コロナ禍を機に移住。現在は生活の軸を秩父地域に移し、休日を利用して旅を続けている。旅先で出合った景色の写真作品11点を展示した。
展示作品は鉄道の写真が多くを占めた。「作品の題名や展示順、大きさなどは友人や協力者のアドバイスを受けながら考えた。特に題名は、来場者に分かりやすく、印象に残るように工夫した」と楠本さんは話す。
「店主から、オープンからしばらくの間は奥のスペースが空いていると聞き、『それならギャラリースペースとして活用しては』と提案した。縁あって私の写真展も開けることになったので、今までの旅の記録写真から選んで展示することにした。私は旅の中で出合った景色や動物、人に癒やされてきた。そうした写真を皆さんにも見てもらい、優しい気持ちになってもらえたら」と話す。
今後の活動について、楠本さんは「秩父を拠点としながら旅を続け、心を癒やす出会いを大事にしながら、記録写真を撮り続けていきたい」と話す。