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小鹿野町・秩父ふるさと村で「雷部屋」が大相撲合宿 迫力ある稽古を間近に

雷部屋には、現在7人の力士が所属している

雷部屋には、現在7人の力士が所属している

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 「雷(いかづち)部屋」(さいたま市中央区)が6月2日~12日、小鹿野町の「秩父ふるさと村」(小鹿野町長留、TEL 0494-75-4065)で大相撲秩父合宿を行う。

ふるさと村に屋根付きの特設土俵が完成した

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 温泉旅館を営む宮本一輝さんは大相撲の元力士。「小学生の頃は柔道少年だった。中学校には柔道部がなかったので野球部に所属していたが、先生から声をかけられて相撲を始めて間もなく埼玉県の代表になった」と振り返る。「幼い頃に柔道の経験があったため相撲でも成績を残し、高校・大学へステップを進める度に相撲の世界からスカウトが来ていた」とも。2001(平成13)年の大相撲初土俵から前頭「剣武輝希」として、2012(平成24)年まで活躍した。大相撲引退後は宮本家12代当主として、宮本荘グループを経営している。

 雷親方(元小結「垣添」)は現役時代、2012年まで活躍した。同年、年寄・17代雷を襲名し、今年2月に入間川部屋を継承して、新たに雷部屋としてスタートした。宮本さんと雷親方は日本体育大学時代の18歳からの同級生で、大相撲力士になってからは共に武蔵川部屋に所属。引退してからも2人の交流が続いていた縁で、今回の合宿が実現した。

 6月2日15時からは神様を土俵に降ろす儀式である土俵祭りを行い、期間中の安全や国家の安泰、五穀豊穣を祈願する。18時からは「宮本の湯」大ホールで激励会を行う。

 翌3日から12日まで(6日・8日除く)は合宿朝稽古を行う。8時に一般見学者の受け付けを始め、10時~11時は力士との触れ合いの時間を設ける予定。11時からは後援者に雷部屋特製ちゃんこの振る舞いもある。8日10時からは「ちびっこ相撲大会」も行う。

 「朝稽古以外にも、『西武秩父駅祭の湯』『じばさん商店』『JAちちぶ皆野道の駅直売所』『矢尾百貨店』などを訪問してイベントがある。少しでも多くの人が相撲に関わるきっかけになれば」と宮本さんは期待を込める。「小鹿野町で、こんなに間近で相撲の稽古を見られる機会はない。県外からの見学者ももちろん歓迎するが、ぜひ秩父の人や埼玉県の人に埼玉のプロスポーツチームである雷部屋の応援に来てもらい、力士の迫力を感じてほしい」とも。

 期間中、秩父ふるさと村の入村料500円を払えば朝稽古を見学できる。朝稽古の見学などが付いた合宿期間限定の宿泊プランも用意する。

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