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横瀬町各所で「オープンガーデン」 21の庭でバラなど見頃迎える

村越さん(右端)と「オープンガーデンよこぜ」に協力する会員の皆さん

村越さん(右端)と「オープンガーデンよこぜ」に協力する会員の皆さん

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 横瀬町の「オープンガーデンよこぜ」で現在、多くの庭が見頃を迎えている。オープンガーデンは、個人宅や施設、店の庭を公開するもので、同町では15年前からこの取り組みを行っている。

ナッチガーデンには、70種類以上のバラがある

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 現在は、横瀬地区、芦ヶ久保地区合わせて21カ所のオープンガーデンがあり、オープンガーデン部会員が丹精こめて作った庭を誰でも見学できる。今年3月には看板とガイドマップをリニューアルした。

 会員の町田久子さんが手がけた看板には、バラやスズランなどの花をトールペイントでデザイン。「OPEN」「CLOSED」のプレートをかけ替えることで、見学の可否を伝える。ガイドマップには各庭の特色や見どころを写真と共に掲載する。

 芦ヶ久保の村越道子さんの庭「ナッチガーデン」には70種類以上のバラが植えられ、エントランスに仕立てたバラのアーチから漂う香りが訪れる人を出迎える。村越さんは13年前からオープンガーデンに参加。「庭の斜面を少しずつつるはしを持って開墾し、植物を増やしてきた。家族の手を借りて階段を作ったりブロックで舗装したりするなどして、13年かかってここまできた。見学に来る方も増えてきている。これからは秋バラにも力を入れていきたい」と話す。

 会員の本橋秀子さんは「会員同士で意見を積極的に出し合って、みんなで作っていこうというオープンな雰囲気が楽しい」、赤岩芳江さんは「会員に協力してもらって、庭に念願の小屋を作ったので見に来てほしい。その時々の花の移ろいをSNSで公開している家もあるので、写真でも楽しんでほしい」と話す。

 電車で見学に訪れた東京都東久留米市在住の中杉孝子さんは「会員の皆さんがとにかく元気で結束力がすごい。大変な作業だと思うが、みんなで集まって力を合わせて、これだけのものを作っていることに感動する。何度も訪れているが、毎回元気をもらえる。山々の借景も美しくて、とてもうらやましい」と話す。

「オープンガーデンよこぜ」の各庭の公開日や見頃の最新情報は、横瀬町観光ウェブサイト「歩楽里(ぶらーり)よこぜ」で確認できる。

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