長瀞町立長瀞第一小学校(秩父郡長瀞町本野上)で5月15日、長瀞町小学校統合式典が行われた。同校は4月から「長瀞第一小学校」と「長瀞第二小学校」の2校が統合し、新たな「長瀞第一小学校」としてスタートを切った。
当日は来賓として大澤タキ江長瀞町長、同町教育委員会・井深道子教育長、保護者と地域住民で構成される「学校応援団」の代表者らが出席。式典では長瀞第一小、元長瀞第二小の代表児童がそれぞれ統合に対する思いを発表したほか、埼玉県警察音楽隊とカラーガード隊が記念演奏を行った。
長瀞一小代表の田中創士郎さんは「統合する前は、ワクワクする気持ちもいっぱいあったけど、新しい友達と仲良くできるか心配だった。統合してみると、二小から来た人たちはなじみやすくて不安は解消された。礼儀正しく、尊敬できるところがたくさんある。礼儀正しさを吸収して、思いやりあふれる学校を作っていきたい」、元長瀞二小代表の吉田勇気さんは「初めは不安だったが今はとても楽しく過ごしている。一小は人数が多く、たくさんの友達ができた。今月の終わりには修学旅行がある。新しい友達と一緒のグループで今からとても楽しみ。二小での思い出や長二魂を大切にして、これからも頑張っていきたい」と、それぞれ発表した。
埼玉県警察音楽隊は「『カルメン』よりプレリュード」「歌劇『魔笛』よりパパパの二重唱」などの演奏を披露。「パパパの二重唱は、パパゲーノという男の人とパパゲーナという女の人が出会い、『これから2人で楽しく過ごそうね』と歌う曲。皆さんの学校も、2つの学校が一緒になり、これからうれしいことや楽しいことがいっぱいやってくると思う。ワクワクした気持ちで聴いてほしい」とメッセージを送った。同隊の演奏で同小の校歌を会場全員で声を合わせ斉唱も行った。
同校の浅見博美校長は「新学期が始まり1カ月半がたち、児童たちは互いに良い刺激を受けて生き生きと過ごしている。児童みんなで統合を祝う式典、今日がみんなの心に残るような日になれば」と話す。