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「秩父ウイスキー祭」全国各地や海外から愛好家が4000人集う

秩父ウイスキー祭の実行委員長の横田武志さん

秩父ウイスキー祭の実行委員長の横田武志さん

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 「第11回秩父ウイスキー祭」が2月18日、秩父神社(秩父市番場)と秩父鉄道「秩父駅」周辺で開催され国内外のウイスキーメーカー約90業者が一堂に会した。全国各地や海外から約4000人のウイスキー愛好家が秩父を訪れた。

たるの廃材を使ったコースターを作る「ウッドバーニング体験」

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 「ウイスキーの文化・楽しみを世界に広げたい」をコンセプトに2014(平成26)年から開催している同イベント。実行委員長の横田武志さんは「ウイスキーの本場であるスコットランドでは、蒸溜所のある街で蒸溜所の見学や街単位のウイスキーイベントがある。日本にはそうしたイベントがなかったため、蒸溜所のある秩父でウイスキーをメインにしたイベントを始めた」と話す。

 併せて、秩父神社の境内では地場産食材を使った料理を提供する「秩父グルメフードフェス」や、番場商店街振興組合、みやのかわ商店街振興組合と交流のある陸前高田・下田・三陸・佐原などの名産を販売する「絆バザール」も同日、開催した。

 昨年は2500人分のチケットを販売したが、今年は4000人分のチケットを発券。チケットは即日完売した。

 草加市から参加した永瀬さんは「今回で4回目の参加。コロナ禍前にも参加したことがあり、今年は人が戻ってきていてとても楽しい。外国の方も多い印象を受けた。秩父に来たからにはイチローズモルトを飲んで帰りたい」と話していた。

 今回は新たな取り組みとして、たるの廃材を使ったコースターを作る「ウッドバーニング体験」も行った。コースターに使った木材は、秩父のウイスキーブランド「イチローズモルト」を醸造する「ベンチャーウイスキー」(みどりが丘)でワインウッドリザーブを熟成する際に使ったワインだるの廃材。同社製造部樽工場の宮澤一揮さんは「横田さんからアイデアを頂き、この体験を実現した。ウッドバーニング体験をきっかけに、たるのことを知ってもらう良い機会になれば。来年以降も続けていきたい」と話す。

 横田さんは「参加者の皆さんを見ると、とても楽しそうで良かった。コロナ禍が解消されて笑顔が弾けている。当イベントが日本中、世界に広がっていけるように、一年一年積み上げていく」と力を込める。

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