横瀬町のゆるキャラ「ブコーさん」をモチーフにした折り紙教室が2月16日、横瀬町保育所(横瀬町横瀬)で行われ、年長児9人が参加して作品を完成させた。
講師を務めたのは横瀬町在住の折り紙アーティスト、守屋めぐみさん。町の職員と話している際に「ブコーさんを折り紙で作れないか」と話題に上がったことをきっかけに、友人の森田鯛子さんと一緒に試行錯誤して折り紙を使ったブコーさんを完成させたという。2人は、イベントなどで子どもや高齢者などに折り紙を教えながら、折り紙の楽しさを伝えてきた。
「折り紙ブコーさん」は、6枚の折り紙をはさみを使って15のパーツに分け、のりやフェルトペンなども使う工作の要素も取り入れる。工作が得意な児童が多いことや制作手順がやや複雑なことから、年長組の「きりん組」の児童を対象にした折り紙教室となった。
基本的な作り方は決まっているが、ブコーさんの頭の色や顔の表現など児童が好きなように表現できる部分もあり、それぞれに工夫しながら取り組んでいた。作品の完成には、ブコーさんのトレードマークの「太鼓のばち」をのりで貼り付けた。金色の折り紙でばちを作る際に児童らは「キラキラー!」「金色(の折り紙)使って良いの?」などと話しながら作品を完成させた。
横瀬町まち経営課の大畑忠雄課長は「折り紙ブコーさんを通じて、横瀬町をもっと好きになってもらうきっかけになれば。子どもたちには、ブコーさんともっと仲良くなってもらいたい」と話す。
守屋さんは「子ども向けの教室は初めてで、どうなるか不安だった。何とか約束の時間内にブコーさんが完成できて良かった。誰にでも作れるように折り方の見本を作ってはいたが、子どもたちには少し難しかった」と振り返る。
今後は折り方の手順書や動画を作り、ワークショップなども行いながら「折り紙ブコーさん」の周知を行っていくという。準備ができ次第、横瀬町公式ユーチューブチャンネルなどで動画を公開予定。