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横瀬町ENgaWAが「餅つき&餅ビュッフェ」 十文字学園女子大もコラボ

息の合った餅つきをする加藤さん(右)と赤岩さん(左)

息の合った餅つきをする加藤さん(右)と赤岩さん(左)

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 「よこぜde集(あつ)マルシェ・餅つき&餅ビュッフェ」が1月20日、横瀬町の「Area898(エリア898)」(横瀬町横瀬)で行われ、約50人が参加した。

十文字学園女子大学の学生もスコーン販売とゲーム提供で参加した

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 「チャレンジキッチンENgaWA」(横瀬)では定期的に季節の食材や季節行事のイベントを行ったり、地域おこし協力隊がカレー、フルーツ料理、ランチやスイーツの店などをオープンしたりしている。昨年4月からは毎月第3土曜に「集マルシェ」と名付け、地元の飲食店や雑貨店、農家などと協力してマルシェを開いている。今回は悪天候のため、開催場所をENgaWAから徒歩1分のエリア898に変えて行った。

 餅米とキビを7キロ用意し、前日からよく洗って水に浸けて一晩置いた。当日はかまどで40分ほどかけて蒸し上げ、3回に分けて臼ときねを使って白餅ときび餅を作った。

 餅米の蒸し加減や餅つきは横瀬町在住の加藤良一さんが監修した。加藤さんは小学生の頃から自宅で餅つきをしており、ここ20年ほどは年末に親族や地元の友人たちを集めて餅をついている。2022年12月、ENgaWAの赤岩亮輔さんや福田春加さんが加藤さん宅の餅つきに参加したことがきっかけで、ENgaWAのイベントに加藤さんが協力することになった。

 赤岩さんは「『餅のつき方』を知っている人が少なくなっている。そんな中で熟練の技術を持つ加藤さんに協力してもらい、とても心強い。できたてのおいしい餅を味わってもらいながら、トッピングをする形で横瀬産の食材を食べてもらいたかった。地域で暮らす人たちに少しでも農ある暮らしを提供することにつながれば」と話す。

 メニュー開発担当の福田春加さんを中心に、餅に合うメニューを考案。横瀬町で採れた「借金なし大豆」をいって粉にしたきな粉、秩父産小豆の汁粉、ENgaWA畑の長ネギと原木シイタケの中華風雑煮、「島田醤油(しょうゆ)店」(横瀬町)のたまりじょうゆ、横瀬産大根おろし、借金なし大豆と小豆のバターカレーなどを用意した。

 当日は十文字学園女子大学(新座市)児童教育学科の学生も参加。横瀬産のイチゴ、蜂蜜とクルミ、緑茶を使った3種類の手作りスコーンを販売したり、子ども向けにペタンクやモルックなどのゲームを簡易的にアレンジしたものを準備した。その他、町民による折り紙や凧づくりのワークショップなども行われた。

 福田さんは「雪が降る予報でイベント中は雨となったため急きょ会場を変更した。参加者数が読めない状況だったが、参加者に餅ビュッフェを楽しんでもらえて良かった」と振り返る。 

 次回の集マルシェは2月17日、3月にはよもぎ餅のイベントを予定する。

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