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長瀞に一棟貸切宿「teihaku」2号店 古民家を改装し五右衛門風呂も

「一棟貸切ホテル teihaku秩父長瀞 古民家邸」主人の杉本さん

「一棟貸切ホテル teihaku秩父長瀞 古民家邸」主人の杉本さん

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 露天風呂付きの宿「一棟貸切ホテル teihaku秩父長瀞 古民家邸」(長瀞町本野上)が1月1日、秩父鉄道「野上駅」から徒歩10分、長瀞町立長瀞第一小学校の近くにグランドオープンした。

リビング

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 寝室に使える和室3部屋とリビング2室、キッチンや有料のランドリーを備え、1グループ最大15人まで泊まることができる。庭にはバーベキューコンロやたき火台を用意し、屋根があるため雨の日でもバーベキューができる。

 宿の主人、杉本諒介さんは「風呂には洗い場と五右衛門風呂が2つずつあり、トイレ2カ所と洗面所は計3カ所あるので大人数の利用にも対応可能。浴室は露天となっていて、外気浴スペースのベンチからは星が眺められる。3家族で利用してもらうのも良いし、カップルで広々と使ってもらうのも良いのでは」と話す。

 同宿は築100年以上の古民家で、昔は養蚕が行われていたという。養蚕農家の住宅は1階を住居にして2階で養蚕を行うため、2階は採光や換気がしやすい造りになっている。「養蚕部屋は居住スペースには向かないため、2階部分はまるまる家を建てるような改装になった。職人から『梁(はり)の下に天井を作った方がコストも安く住むし簡単』と言われたが、梁が見えるデザインにこだわり、自分でも梁を掃除して丁寧に磨いたり、壁に漆喰(しっくい)を塗ったりと、できることを手伝った」と振り返る。

 杉本さんは神奈川県出身の東京育ち。2020年4月に妻と一緒に横瀬町に移住し、2022年2月に同町で「一棟貸切宿 teihaku秩父」(横瀬町芦ヶ久保)を開業。現在はコワーキングスペース付きコミュニティー施設「LivingAnywhere Commons横瀬(リビング エニウェア コモンズ、通称=LAC横瀬)」(横瀬)の運営にも携わっている。

 「現在は7人ほどのスタッフに掃除などを手伝ってもらっている。自分も掃除に入ることはあるが、3つの施設で雇用につながっている。横瀬町にもう一つ、今春開業予定の宿があるので、まずは3つのteihakuとLACをしっかり運営したい。ゆくゆくは長瀞にもいくつか宿を開いて長瀞のエリアマネジャーを雇うことができたら」と話す。

 宿泊料金は1人1泊9,000円~。

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