秩父初のインドアゴルフ場「CHICHIBU GOLF RANGE(ちちぶゴルフレンジ)」(秩父市中町、TEL 0494-22-8888)が11月16日、秩父神社から徒歩6分ほどの場所にグランドオープンした。経営はオリジナルプリント製品製作やスポーツ用品を販売する「スポーツうらしま」などを手がける浦島商店(中町)。
店主の浦島章紘さんは「秩父にはトッププロにも愛用されるゴルフシャフトメーカーの『グラファイトデザイン』があり、ゴルフ場も数多くある。2021年4月にゴルフのメジャー大会『マスターズ』で松山英樹プロが日本選手として初めて優勝を飾ったときは、とても喜ばしいニュースだったが、松山選手がもし秩父出身だったらどれだけ喜べたことだろうとも思った」と振り返る。「秩父にもっとゴルフを身近に感じられる場所が必要だと感じ、オープンに至った」とも。
シミュレーションゴルフメーカー「GOLFZON」の練習用シミュレーター3台、ラウンド用シミュレーター1台と、レーダー弾道測定器「TrackMan」1台を設置。オートティーアップ完備のため、ボールを拾ったりセットしたりする時間が省けて練習効率も高いという。有料のロッカールームも用意し、ゴルフバッグに入れたままクラブやシューズなども保管できる。
ビジターは練習(50分)=3,300円で2人まで利用可能。ラウンドは9ホール=1人3,300円、18ホール=同5,500円で6人まで一緒にプレーできる。会員は月額制で1日1枠(50分)が利用できる。平日昼会員(平日10時~17時)=月額1万3,200円、レギュラー会員(全日7時~23時)=同1万6,500円など。小学5年生~18歳以下のジュニア会員(全日7時~19時)=同8,800円。その他、プレミアム会員(全日7時~23時)=同2万1,450円は練習用シミュレーター以外にもラウンド用シミュレーターや弾道測定器も利用できる。
浦島さんは「ゴルフが好きな世代のお客さまはもちろん、若い人にもたくさん練習できる環境を提供して、ゆくゆくは当店で練習を積んだプロが生まれ、お客さまたちと応援することが夢。自分はもうプロを目指せる年齢ではないと思うので、今後は応援する方を生きがいにしていきたい」と話す。
店内にはバーカウンターやカフェスペースも準備中。「体感&コミュニケーションをテーマに店づくりをした。ゆくゆくはプレー後にコーヒーなどでクールダウンしながら、ゴルフが好きな人同士が年齢を気にせずに交流できるスペースになっていければ」とも。
営業時間は7時~23時、新規会員登録と電話対応は月曜・水曜を除く10時~19時。駐車場は2カ所合わせて8台分を用意する。