「ちちぶ雇用活性化協議会」（秩父市宮側町、TEL 0494-26-7691）が11月8日、秩父宮記念市民会館（熊木町）けやきフォーラムで「ビジネススキル向上セミナー」「DX による生産性向上セミナー」の第1回目を開いた。

「ちちぶ雇用活性化協議会」は秩父市地場産業センター3階にある

「ビジネススキル向上セミナー」は全3回の予定で、相手に与える印象や「好かれる人」が無意識に行う3つのマナー、成果を出す人のルーティーンなども教える。「DX による生産性向上セミナー」では「今から始めるデジタル経営 はじめの一歩」をテーマに、全4回でDXについての理解や課題整理の方法、リモートワークへの取り組み方など自社のデジタル化推進についても教える。

　同協議会は2020年10月に第1期がスタートし、3年度計画の予定で今年3月に一度解散していた。事業構想等を新たに、厚生労働省から改めて委託承認を受けて10月に事業を開始した。「地域経済の活性化」「雇用機会の創出」を推進するため、秩父地域の1市4町を中心に埼玉県、地域の経済団体、福祉団体、商工団体、金融機関等と連携しながら活動している。

　同協議会の事業リーダーの大澤弘さんは「詳細事業は前期とは異なるが、大項目として地域の活性化と雇用促進に変わりはない。製造業分野と観光業分野を重点雇用創出分野に設定した『事業所の魅力向上、事業拡大の取組み』として、事業主を対象としたセミナーの開催及びDX推進と雇用環境改善に関する伴走型支援、就職氷河期世代や高齢者、女性を重点求職者層に設定した『人材育成や就職促進の取組み』として、セミナーや説明会・面接会なども行う」と力を込める。

　今後は、12月5日・12日・19日・26日に「ビジネスITセミナー」、来年1月12日・24日・29日に「キャリアアップ支援セミナー」、その他「雇用環境改善セミナー」「Web採用力向上セミナー」などを順次行う予定。