横瀬町芦ヶ久保にある埼玉県営の森林公園「埼玉県県民の森」(秩父郡横瀬町)で8月7日、自然を身近に感じてもらおうとイベント「わくわく自然体験・昆虫を探そう」が開催された。
埼玉県県民の森は、1981(昭和56)年に開園した標高960メートルの「丸山」(まるやま)の北に広がる森林レクリエーションエリア。身近な自然に出合える森として68ヘクタールあるエリア内に、森林学習展示館や展望台、日帰りキャンプ施設などを備え、年間を通じてさまざまなイベントを開催している。
当日は、秩父市や横瀬町などから訪れた3歳~75歳の家族連れ13人が参加し、中央広場から家族広場までのおよそ3キロの区間を、捕虫網と虫かごを手に散策した。
散策の出発前には森林学習展示館で、施設の説明員から展示されている昆虫の標本を指さしながら参加者に生態や特徴などが説明された。
同館を出発した参加者は。さまざまな針葉樹や広葉樹が生い茂る遊歩道を進みながらバッタやトンボなどを捕獲したり、チョウを追いかけたりしていた。中間地点の家族広場では各自持参した飲み物を飲んだりしながら山の上の涼しい空気(当日の気温は24度)を楽しんでいた。