秩父地域の1市3町、秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町にある48軒の観光ブドウ農園が、これから本番の季節を迎えるのを前に8月10日、地区ごとにある観光ブドウ農園の6組合の代表者や各市町の首長、観光、鉄道、JA関係者らおよそ30人が「秩父観光ぶどう農園」(皆野町皆野)に集まり、合同で開園式を開いた。
開園式では冒頭、秩父ぶどう組合連絡協議会の新井範(のり)会長があいさつし、「今年は梅雨の切れ上がり良く、猛暑日が続いたため、ブドウのできあがりが例年より1週間ほど早く、糖度も高いものになっている。シーズンが終わる秋を笑顔で迎えることを願っている」とあいさつした。秩父地域のブドウ農園では季節ごとに「ヒムロッド」「ちちぶ山ルビー」「巨峰」「シャインマスカット」などが10月ごろまで、楽しめる。
合同開園式を主催した「秩父ぶどう組合連絡協議会」は昨年度、革新的な農業経営の取り組みや、新規性、独創性のある技術を持ち、今後大きく飛躍が見込まれ、地域農業の振興に優れた功績を上げている農業経営者に贈られる埼玉県農業大賞、農業ベンチャー部門優秀賞を受賞している。