横瀬町の遊休耕作地を活用して、地元の60歳以上の有志を中心にニンニクを栽培している「横瀬ニンニクの会」が4月25日、6月の収穫に向けて除草作業を行った。
有志が集まり約15年ほど前から自然発生的にニンニクを作り始め、現在は年会費7,000円でニンニクの種となるうろこ片や肥料などを購入して楽しんでいる。会員には他の地域から若い人の参加もあるほか、地域おこし協力隊の協力もあるという。
ニンニクは11月初めにまき、6月初めに収穫する。除草作業は春先から毎月1回行う。猿やイノシシ、鹿などの獣害も受けづらい農作物で、有志で作るには「手間暇かけて楽しんで取り組める」という。同じ場所に2年連続で栽培すると連作障害を起こし、うまく育たないが、遊休耕作地は多く、年度ごとに交互に農地を使うことで解決している。
同会会員の若林さんは「みんなで農作業を定期的にすることで集まりワイワイやるのが面白い。採れたニンニクは会員とその周辺にお裾分けをする程度だが、今後は黒ニンニクを作って販売するようなことも考えたい」と意欲を見せる。