秩父鉄道「御花畑駅」徒歩約1分の場所にあるゲストハウス「かめのこホステル」(秩父市熊木町)が5月29日で5周年を迎えた。
ホステルを切り盛りする坂本芽衣子さんは埼玉県本庄市出身。結婚を機に秩父市に移住し、5年前に新築の家を建て、部屋の一部をホステルとしてオープンした。ゲストルームは3つで、1人用の個室、2人入れる和の個室、2段ベッドが2台ある4ベッドルームがあり、定員は7人。
秩父神社・番場通りといった観光地や飲食店からも近く、観光客やビジネスマンを中心に利用されている。坂本さんは「ゲストハウスではあるが宿泊客同士の交流は多くなく、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことができる。宿泊客からは看板犬の黒い柴犬『くまちゃん』もかわいがってもらっている」と話す。
「かめのこホステル」の屋号は、秩父夜祭の祭典が行われる御旅所に鎮座する「亀の子石」に由来する。「亀の子石」と同じく、ホステルの場所が秩父神社と武甲山を結ぶ直線上に位置することから名付けたという。
坂本さんは「私も秩父を勉強中で、秩父学や秩父銘仙の捺染(なっせん)を学んでいる。泊まっていただいた方に、より秩父を知っていただけたら」と話す。
宿泊は1人1泊3,500円~。