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秩父地域で高校生・大学生向けのスタディーツアー 伝統や挑戦に触れる機会に

Mahora稲穂山で野草摘みを体験する学生

Mahora稲穂山で野草摘みを体験する学生

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 「さとのば大学」が企画した2泊3日のスタディーツアー「Learning Journey(ラーニング・ジャーニー)」が5月5日~7日に秩父地域で行われ、東京・神奈川の大学に通う学生らが参加した。

ちちぶ銘仙館で説明を受ける学生

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 さとのば大学は4年制の市民大学。キャンパスはなく、「地域を旅する大学」をコンセプトに、オンラインで講義を受けながら、1年ごとに地域に移住し、現地での実践を元に学ぶ。通信制大学を併用し大学卒業資格を取得することができる。今回のプログラムは「秩父地域の温故知新」がテーマで、秩父の歴史・文化を学びながら近年の新しい挑戦にフォーカスした。

 5日は「Mahora稲穂山」(皆野町皆野)内でまき割り体験や野草摘み体験、山の散策を行い、翌6日は「ちちぶ銘仙館」(秩父市熊木町)を訪れた後、秩父銘仙のレンタルを行う「イロハトリ」(本町)主宰の関川亜佐子さん、秩父市下影森で林業・製材業を営む「ウッディーコイケ」の小池啓友さん、夜は横瀬町の「チャレンジキッチンENgaWA」(横瀬町横瀬)で横瀬町地域おこし協力隊メンバーと、それぞれ交流した。7日は皆野町でアウトドアサロン(カフェ・キャンプ場・キャビン泊・バレルサウナ)の開業を目指している皆野町地域おこし協力隊の松藤裕也さんと、アウトドアフリーランスとして活動する皆野町出身の逸見真央さんから話を聞いた。

 プログラムをコーディネートしたMahora稲穂山の長谷川玲さんは「秩父地域は観光地としてだけではなく、実は学びの多い貴重な場所。伝統を受け継ぎつつ、社会の変化に合わせて挑戦をし続けている姿に触れてほしかった」と話す。

 参加者の一人は「就活している中、自然の中でリフレッシュしながら将来のことを考えたかった。地域での仕事や暮らしに触れ、視野が広がった」と話していた。

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