横瀬町が「令和4年度ふるさとづくり大賞」で優秀賞を受賞し、東京都内で2月10日、表彰状が授与された。町で行っている「よこらぼ」の取り組みが評価され、受賞へとつながった。
横瀬町は2016(平成28)年から、官民連携プラットフォーム「よこらぼ」を実施しており、企業や個人の挑戦したいプロジェクトを横瀬町がサポートしている。毎月審査会を行い、「提案者」「町民」「町」の3者それぞれにメリットがあるプロジェクトかどうかを判断して採択の可否を決めている。
過去に提案された件数は208件で、そのうち126件を今年1月までに採択した。横瀬町をフィールドに、企業の実証実験を町内で行う事例や、町の団体が横瀬町で「構造改革特区(どぶろく特区)」の認定について提案し、横瀬町として申請したことで町内で製造するどぶろくが町の特産品につながった事例もある。
同賞は、全国各地で「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体や個人を表彰することで「ふるさとづくりへの情熱や思いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ること」を目的としている。2022年度は全都道府県から推薦のあった90の候補の中から25団体と4人が受賞した。
今回の受賞について、富田能成町長は「この6年間でよこらぼからさまざまなプロジェクトが生まれ、町の活性化に大きく寄与している。よこらぼは、町が掲げる『日本一チャレンジする町』『日本一チャレンジを応援する町』の象徴。この賞を励みに、さらに高い頂を目指して、皆で一丸となってチャレンジを続けていきたい」と意気込みを見せる。