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横瀬町あしがくぼ産のプラム、西武「特急ラビュー」で所沢に輸送販売

昨年の「特急ラビュー」による輸送実証実験の様子

昨年の「特急ラビュー」による輸送実証実験の様子

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 西武鉄道は7月24日・25日の2日間、横瀬町あしがくぼ産のプラムを「特急ラビュー」で輸送して、所沢駅直結の「グランエミオ所沢」で販売する。

昨年はイチゴを「特急ラビュー」で輸送した

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 昨年は、秩父地域がおいしい農産物の産地であることを周知するためと、鉄道輸送の新たな活用を模索する目的で、シャインマスカットとイチゴの輸送実証実験を実施した。今年は、希少で高級品種と位置付けられながら、イチゴ同様に振動や衝撃に弱いため、地元の直売所以外では手に入りにくいプラムを輸送して販売する。

 プラムは両日共、9時28分横瀬駅発の特急ちちぶ20号で運び、10時21分に所沢駅に到着予定。販売場所は、グランエミオ所沢2階のセントラルプラザイベントスペース。10時30分ごろから販売を始め、売り切れ次第終了。生産にまつわるエピソードやレシピなども掲示する。

 埼玉県横瀬町あしがくぼ地域のプラムをは、1日当たり50かごを用意する予定。1人1点までで、価格は1かご2,020円(予定)。

 西武鉄道の担当者は「昨年の輸送実証実験で、鉄道ならではの速達性や揺れの少なさが農産物輸送に適していることが確認できたのと、好評を頂いたことから、今後も沿線の観光PRを目的に、沿線農産物の輸送・販売を実施していきたい」と話す。

 芦ヶ久保観光果樹組合の池田和好組合長は「現在、あしがくぼのプラムは、傾斜地ならではの栽培の大変さ、近年の気候変動などで年々収穫量が減っていることから幻のプラムといわれている。傷みやすく衝撃にも弱いことから、地元の直売所以外では手に入りにくい特産物。今回、その希少なプラムを、揺れが少なく、そして早く、新鮮なうちにお届けすることが可能な特急ラビューで運ぶ。それぞれの農家が丁寧に育てたあしがくぼの旬の味覚を楽しんでもらえれば」と話す。

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