東秩父村内から定峰峠へ累積標高差840メートルを自転車で駆け上がる「ヒルクライム定峰峠チャレンジタイムトライアル」が10月8日、開催される。
同村在住の太鼓奏者・吉洋さんが、アウトドアの活動を活発にしようと昨年春に始めた「であそぶ東秩父」のプロジェクトの一環で初めて企画した同イベント。吉さんらが調べたところ、昨年のゴールデンウイークには1日200人以上の自転車愛好者が村を訪れていたことが分かった。自転車人気が高いことや、定峰峠周辺が2004(平成16年)年の「彩の国まごころ国体」自転車競技のコースの一部だったことから、自転車競技の開催を考えた。
レースはタイムトライアル形式で、7時40分から各選手が30秒おきに村内坂本地区にある橋場バス停付近をスタート。定峰峠から白石峠を通り、堂平天文台にゴールする約14キロのコースで行う。ヒルクライムコースとしては比較的短く、女性や初心者も挑戦しやすい設定になっているという。
吉さんは「開会式では安全講習も行う。講習を通してサイクリングのルールやマナーを知ってほしい。同時に村の人にもサイクリングやサイクリストを知ってもらい、互いを気遣うことで良い関係を築けたら。今回はプレ大会とし、来年からは本大会として毎年開催していきたい。村の祭りとして定着し、いつか村の人が村を走るサイクリストへ『おー、頑張ってるね』と声をかけられるくらいになっていけば」と期待を込める。
実行委員会が現在、参加者を募集している。定員は100人で、参加料は6,500円。「であそぶ東秩父」サイト内の大会特設ページで受け付ける。募集は9月30日まで。