横瀬町が現在、地域おこし協力隊員を募集している。
「地域おこし協力隊」は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域協力活動を行う、総務省が2009(平成21)年度に始めた制度。任期は1年更新で、最大3年間。地域おこし協力隊での活動の後は、その地域への定住・定着を図ることを目指している。
今回の募集する横瀬町の地域おこし協力隊の業務は、昨年9月に設立した地域のためのまちづくり会社「ENgaWA(エンガワ)」で、農作業支援、地元産品を使った新商品の開発や飲食店運営、イベントの実施、コミュニティースペース「Area898」の管理など、地域資源の発掘や活用、コミュニティーに関連する活動が主となる。
給与は月額18万3,000円を上限に支給され、住居費は一部補助があるという。活動に支障がない範囲での副業を認めている。
町の担当者は「今回の募集業務は、エンガワの5人の社員と共に、チームで幅広く地域に関わりながら、横瀬町に新たな経済循環を創るチャレンジングな仕事。『日本一チャレンジする町』『日本一チャレンジする人を応援する町』を掲げる横瀬町で、自分の得意なことや知識・経験を生かしたい、起業のきっかけをつかみたい、と考えている人を募集している。小さな町ならではのスピード感や一体感、柔軟性を持ちながら全力でバックアップする」と話す。
応募は募集期間内に町役場に郵送または持参で受け付けている。受付期間は9月30日まで。