秩父荒川線沿い、秩父市立久那小学校から徒歩4分ほどの場所に7月1日、ドッグラン「わん’s広場」(秩父市久那、TEL 0494-53-8001)がプレオープンした。
同施設は犬が走って遊べる屋外ラン・屋内ラン・水遊び場・足洗い場の他に、軽食ができるカフェやキッズスペースも用意する。
屋内外のドッグランを合わせると2600平方メートルの広さがあり、夏場の暑さ対策としてミストエリア2カ所も設けた。ドッグランエリアは3区画に分かれ、大型・中型・小型の犬がそれぞれ遊んだり、犬同士の相性によって案内するエリアを変えられたりする。現在工事中の屋外ドッグランの芝は10月頃に張り終える予定で、改めてグランドオープンするという。
店主の山越道子さんは「ドッグランを始めるきっかけは、飼っているビーグル犬の健と桃。狩猟犬なので運動量が多く、雨や雪の日もめいっぱい走れる場所が欲しかった。昨年8月に散歩中の健と桃が急に走り出し、私が引きずられて転んで大腿骨を骨折したことで、どこか運動させる場所が必要だと強く思った」と話す。
山越さんは以前、保険会社に勤め、動物に関わる仕事は今回が初めて。早期定年退職を目前に今年1月頃、たまたま同物件と出合ったという。「元々は牧場があった場所で、とても広い庭と牛舎があり、ここならドッグランができるのではと思った」と振り返る。
併設するカフェは犬連れでも利用でき、メニューは「ナポリタン」「オムライス」「カレー」「ピザ」(サラダ・スープ付き、以上600円)など。「わんちゃんメニュー」は「鶏と野菜のスープ」「ハンバーグ」(以上300円)と「ベビーカステラ」「にんじんクッキー」(以上200円)を用意する。
山越さんは「ドッグランに来ることで、飼い主同士は犬を介して仲良くなれるのが楽しみの一つ。犬が大好きで、何か犬に関わることがしたいと考えていたので、定年後の楽しみとして仲間たちとこの仕事を続けていけたら」と話す。
営業時間は10時~16時。ドッグランの利用は1頭1,000円。