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秩父の音楽寺で「レコード針供養」 ナガオカトレーディングが今年も

感謝を込めて供養されたレコード針

感謝を込めて供養されたレコード針

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 秩父札所23番音楽寺(秩父市寺尾)で「レコード針の日」に当たる3月9日、ナガオカトレーディング(山形県東根市)が「レコード針供養」を行った。

役目を果たし終えたレコード針

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 同社の創業80周年を契機に2020年に復活したレコード針供養は、今年で3回目。同社は「日頃、良い音、思い出の音を奏でてくれる針に感謝し、針を交換する重要性、レコードを良い音で聴く習慣のきっかけ作りになれば」との思いから、折れてしまった針や消耗した針やカートリッジを全国から随時受け付け、年に一度、レコード針供養を行っている。回を重ねるごとに寄せられるレコード針の数は増え、今回は海外のレコード愛好家からも寄せられたという。

 長岡香江社長は、役目を終えたレコード針に添えられた愛用者の手紙を読みながら、「とてもうれしくありがたい。レコード針を通じて社会に貢献していきたい。このような機会が設けられて良かった」と話す。

 同社執行役員の西武司さんは「レコードには、聴くごとに音と一緒に自分の思い出も刻まれていく。大切に受け継いでいくべきメディアの一つだと思う」と話す。「レコード針の交換は200~250時間ごとが目安。レコード1枚が約1時間なので、200~250枚聴いたら交換すると良い。消耗したレコード針はどうしても捨てられず箱にしまっておく人も多い。レコード針供養にお送りいただければ責任をもって供養させていだたく」とも。

 レコード針供養は来年も開催予定。他社製の針・カートリッジなども受け付ける。詳しくはホームページで確認できる。

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