秩父市が現在、「チャレンジショップ」飲食店の経営志願者を募集している。秩父市、西武鉄道、秩父地域おもてなし観光公社（秩父市熊木町）の3団体が、飲食店を開業したい人を全面的にバックアップする事業。

LAMP店主の鬼島利英さん

　出店場所は秩父市役所前・おもてなしTVスタジオの隣、厨房機器の設置や内装工事済みの路面店。店舗レイアウトやディスプレー、メニューや価格の決め方、マーケティングや販売促進、帳簿の付け方や確定申告の仕方など、店舗経営をさまざまな面から、出店者をサポートする。

　「秩父で起業の夢をかなえてほしい」という思いから始まった同企画は2019年、第1弾として牛タン・サンドイッチの店「LAMP（ランプ）」の起業をサポートした。

　店主の鬼島利英さんは起業当時を振り返り、「オープン前に従業員の紹介や仕入れ業者の紹介、補助金のことなど、専門知識が必要なところなど大変お世話になった。店は市役所に近いため、ランチに職員の方に来てもらえるので、モチベーション面でも経営的にもとても感謝している。飲食店のノウハウを持った方にマーケティングなどのアドバイスもしてもらえた」と話す。

　募集は3月31日まで（応募状況により期限前に締め切る場合もある）。