秩父の「ただかね農園」(秩父市下吉田)の「大地のいちご・あまりん」が洋菓子店「コロンバン」(東京都渋谷区)の「ワッフルパレット」に使われ、京王百貨店新宿店(新宿区)大催場に出店するポップアップストア「ワッフルパレット」で2月10日~14日、販売される。
「ワッフルパレット」は旬のフルーツを組み合わせたワッフルの専門店。今回の催事ではイチゴに特化し、コロンバンが品種・産地・大きさにこだわり、全国各地からイチゴ8種類を選んだ。
同ワッフルのプロジェクト担当者がブランドイチゴを調べ、新品種であることや希少性から、埼玉県で育成した県オリジナルイチゴ品種「あまりん」に興味を持ったという。「あまりん」は半分にカットするとハート型になるのが特徴で、同農園のワイン堆肥で育ったイチゴは、甘みが強く果皮は艶のある赤色をしている。
担当者が同農園を訪問した際、ワイン堆肥を使ったサステナブルな土耕栽培を行っているなどの製法のこだわりやイチゴのおいしさから、選定候補25種の1つとして選んだ。候補のイチゴを全国から取り寄せ、社内で味を比べ、品種・産地・大きさ・おいしさ・香り・ネーミング・ストーリーにこだわり、8種類に絞ったという。
8種類のイチゴは「あまりん」のほか、宮城県産「もういっこ」、千葉県産「とちおとめ」、岐阜県産「美人姫」、和歌山県産「まりひめ」、徳島県産「さくらももいちご」、長崎県産「ゆめのか」、熊本県産「恋みのり」。
同農園の高野宏昭社長は「名だたるブランドイチゴの中から選ばれ、ホッとした。自分が育てたイチゴがどこまで行くかを試してみたかった。味にこだわってきて良かった」と話す。
営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。
ワッフルの価格は1,296円。(その他産地イチゴの品種により、価格は異なる)。