長瀞町の宝登山山頂に広がるロウバイ園に咲く黄色いロウバイの花が現在、見頃を迎えている。
宝登山の「臘梅(ろうばい)園」は、宝登山ロープウェイの宝登山頂駅から梅百花園脇の階段を少し上った先にある。「東ロウバイ園」「西ロウバイ園」「四季の丘」の3つのゾーンから成り、計1万5000平方メートルの広さに「和臘梅(わろうばい)」「素心(そしん)」「満月」の3種類のロウバイ約3000本が植えられている。
ロウバイは直径1.5~4センチで、日の光に透ける蜜蝋のような黄色い花びらを持ち、独特の甘い香りを放つ。今季は例年通り昨年12月中旬頃に咲き始め、2月中旬頃には満開になりそうだという。2月13日までの土曜・日曜・祝日は、日没から19時までライトアップも行う。
標高497メートルの宝登山はハイキングコースとしても人気があり、臘梅園のある山頂からは、天候が良ければ秩父の町並みや武甲山、両神山も見渡すことができる。また、ロウバイの近くで福寿草も見ることができる。
宝登山ロープウェイの料金は往復で、大人=830円、子ども=420円。運行時間は9時40分~17時(ライトアップのある土曜・日曜・祝日は19時まで)。2月27日までは、秩父鉄道長瀞駅~宝登山山麓駐車場の間で無料シャトルバスを運行する。