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皆野町にワーケーション施設 大正の文豪をイメージした部屋や3Dプリンタも

働Co-livingみなのsubakoの文豪をイメージした部屋

働Co-livingみなのsubakoの文豪をイメージした部屋

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 埼玉県皆野町に1月14日、ワーケーション施設「働Co-factoryみなのLABO(はたらコファクトリーみなのラボ)」(皆野町大字大渕、TEL 0494-26-5583)と「働Co-livingみなのsubako(はたらコリビングみなのスバコ)」(下日野沢、TEL 0494-26-5582)がオープンした。経営はオフィスプラス(秩父市大野原)。

働Co-factoryみなのLABOのコワーキングスペース

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 同社は秩父市内に多目的アート・コワーキングスペース「和空間 多豆(たず)」(秩父市道生町)を2016(平成28)年7月、リモートブースや会議室も備えたコワーキングスペース「働空間(はたらくうかん)」(熊木町)を2019年5月、コワーキングスペースとドミトリータイプのベッド・シャワー・ランドリー・シェアキッチンなどの宿泊機能を備えた「働Co-living 秩父サテライト」(番場町)を2020年7月に、それぞれオープンしており、今回オープンした施設を含め5拠点となる。

 「働Co-factoryみなのLABO」は会議室やコワーキングスペースとしてカウンター席12席、テーブル席9席のほか、カフェを併設しており、コーヒーを飲みながら秩父をイメージしたNゲージジオラマでリフレッシュできるようにもした。会員限定のプレミアムラウンジにはマッサージチェアやハンモック、畳のある和空間も用意する。ラボエリアには3Dプリンター・3Dスキャナー、レーザー加工機、デジタルミシンのほか、木工機材や動画配信スタジオ設備などを備え、トレーニングを受けてライセンスを取得すれば有料で誰でも利用できる。

 「働Co-livingみなのsubako」は宿泊ができる施設で、大きく分けて客室は2種類。「部屋にこもって執筆・仕事をするようなイメージの客室5室と、鳥の巣箱をイメージしたメゾネットキャビン6室。文豪イメージの部屋は大正時代に活躍した「宮沢賢治」「有島武郎」などの文豪の名前を部屋名にしており、鳥の巣箱イメージの部屋は「カワセミ」「オオルリ」など秩父で見られる野鳥の名前にしている」という。コワーキングスペース・シャワー・ランドリー・シェアキッチンも備える。

 社長の出浦洋介さんは「コロナ禍でテレワークが増えて働き方も大きく変わるなか、移住やワーケーションに興味を持っている方は多い。秩父は都心からもアクセスが良いので、まずは秩父でも仕事ができるか試してみてほしい」と利用を呼び掛ける。

 2月4日~10日には、秩父地域の1市4町と連携して秩父地域のワーケーションを広める「ワーケーションウィーク in 秩父」を開催する。

 ビジネスパートナーの嶋村香織さんは「多くの『ワーケーション』は日中もアクティビティーの提案が多く、仕事ができないこともある。日中は仕事に集中してもらい、早朝に神社に参拝したり、夜にセミナーに参加したりするなど、参加者にはきちんと仕事の成果が出るワーケーションプランを用意したい」と話す。

 出浦さんは「秩父地域に雰囲気の違う5つの拠点があるので、個人や家族や会社の合宿など、いろいろな場面で利用ができるのでは。テレワークが増えて会社への帰属意識が薄れている企業の研修や懇親目的でも利用してもらえれば」と提案する。

 また2/5~2/6には働Co-factoryみなのLABOで「みなのLABOフェスティバル」を行う。期間中は出入り自由で、無料で施設を見学できる。ワーケーションについて知れる特別セミナーや、農産物や地域の特産品の販売、縁日など大人も子どもも楽しめるイベントを開催予定。

 「働Co-factoryみなのLABO」の営業時間は9時~21時(有人対応は12時~17時、無人時間は会員のみ)、料金はドロップインで30分450円~、ほか。「働Co-livingみなのsubako」は15時~24時チェックイン・9時チェックアウト、料金は、文豪タイプ=4,300円~、subakoタイプ=2,900円~。5施設を休前日を除いた2日間、自由に使用・宿泊できる「テレワークパスポート」(6,800円)も用意する。

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