横瀬町の芦ヶ久保駅徒歩10分の場所にある会場で1月8日から、「あしがくぼの氷柱」が公開されている。
氷柱は自然にできたものではなく、12月から準備を始めた手作りのもの。2014(平成26)年にスタートし、今年で9年目となる。
沢の上流の水を使い、スプリンクラーやホースの穴から散水して凍らせる。氷柱が立体的に凍るよう、一部に櫓(やぐら)を組み、骨組みにしている。範囲は高さ約30メートル、幅約200メートル。
横瀬町観光協会氷柱部会の若林定之会長は「今年はとても寒いので、氷が分厚くて氷柱の出来もとても良く、過去一番の出来かもしれない。この時期はイチゴ狩りも楽しめるし、冷えた体を温泉で温めたり、観光を楽しんだりしてほしい」と話す。
期間中の土曜・日曜・祝日、通常は通過する芦ヶ久保駅に一部の特急ラビューが臨時停車する。会場と線路が隣接しており、氷柱と電車がコラボした景色も見える。平日の早朝と夜は会場には入れないが、西武秩父線の利用客が車窓から見えるよう、5時~7時と19時~24時は期間中、毎日ライトアップを行う。
2月6日には秩父出身のフルート&キーボードユニット「はづるこ」のミニコンサートを行い、2月12日・13日は立教大学とコラボしたイベントも予定。
開催時間は、日中=9時~16時、ライトアップ(土曜・日曜・祝日=予約制)=1月17時~20時、2月18時~20時(19時~19時30分は予約不要)。入場料は、日中=中学生以上400円、小学生以下無料(甘酒または紅茶を数量限定でサービス)、ライトアップ=中学生以上500円、小学生300円(予約特典の光るプレゼントを数量限定で用意)。2月23日まで。