横瀬町では「日本一歩きたくなる町」を目指すプロジェクトが10月に始まり、ウオーキングコースを一般から募ったり、ウオーキング塾やウオークラリーを開催したりするなど、ウオーキング関連の企画が数多く実施されている。
10月1日から2月末までの5ヶ月間、参加者が町内を歩いた距離でおおよそ地球1周分の4万キロを目指す「地球1周チャレンジマーチ」は11月18日の計測で4万8066キロとなり地球1周分、12月16日の計測で8万3780キロで地球2周分の距離に到達した。
「横瀬町の人口約8000人のうち5%の400人が参加して、月に1人20キロ歩けば5カ月で地球1周分になるという目標設定だったが予想以上に参加者が歩いてくれている。地球4周~5周分は目指せるのでは」と富田能成町長は期待を込める。
12月6日には、同プロジェクトの応援企画「ASTARIヨコゼウォーク」でスマートフォン用アプリを使って500キロほど歩き、条件を達成した第1号の参加者へ表彰状を授与した。第1号の表彰者の設楽さんは「元々アプリを使って歩いたり、ポイントをためたりするのが好きで、この企画はゲーム性もあって楽しかった。どうすれば第1号の表彰者になれるか、効率よくポイントを集める方法を逆算しながら取り組んだ」という。
富田町長は「横瀬町が主催する横瀬町官民連携プラットフォーム(通称「よこらぼ」)では、一般企業数社からウオーキングアプリを導入したイベントが提案されたほか、町で主催するウオーキング関連の企画を続けていることで、参加者の『歩きたくなる』意欲を引き出せているのでは。今年を元年として、来年度以降もプロジェクトを継続してウオーキングイベントを開き、ウオーキングを楽しむ人を増やしてや横瀬町でのウオーキング文化を根付かせたい」と意欲を見せる。