障がい者週間の12月3日~9日を前に、熊谷と深谷の特別支援学校に通う生徒の作品展「みんなで展覧会」が現在、埼玉県立「川の博物館」(寄居町小園、TEL 048-581-7333)で開かれている。
2017(平成29)年から障がい者週間に合わせたイベントを行っている同館。特別支援学校の生徒の作品展は今年が初めてで、地元の熊谷特別支援学校と深谷はばたき特別支援学校の生徒の絵や紙で作ったちょうちん、絵本など約150点を展示している。作品の中には、コロナ禍の影響で中止になった福島県への修学旅行の代わりに福島のことを勉強する中で作った「赤べこ」もある。
作品を見た熊谷市在住の女性は「素直に子どもたちの作品に心温まるイベント。障がいのある子どもたちを知らない、身近で出会ったことがない人たちにも、川の博物館でこのイベントが開かれたことで、多くの人の目に触れ、心に感じるものを与えてくれるのでは」と話していた。
同館担当者は「来年以降も、県内の他の特別支援学校や小学校に通う子どもたちの展覧会を続けていきたい」と話す。
開館時間は9時~17時。月曜休館。入館料は、一般=410円、学生=200円、中学生以下無料。
11月30日まで。