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秩父の洋菓子店「パティスリーイシノ」が2周年 地元食材を活用

店主の石野さんと長男

店主の石野さんと長男

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 秩父市役所近くの洋菓子店「パティスリーイシノ」(秩父市熊木町、TEL 0494-26-5878)が11月16日で2周年を迎えた。

パティスリーイシノ外観

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 店主の石野翔さんは小鹿野町の出身。秩父市内の高校を卒業後、5年間洋菓子工場に勤務、そこで知り合った妻の実希さんと結婚した。自分の店を持ちたいと思い決意した翔さんは都内の有名洋菓子店で8年間修業。実希さんは産休を取りながら都内のパン店に在籍した。

 2019(平成31年)5月、都内から秩父市内に転居して開店準備に取り掛かり、オープンにこぎ着けた。

 「贈りたくなるお菓子作り」「季節を感じる店」をテーマに掲げる同店。店内には旬の素材を使ったケーキや焼き菓子、地元産の蜂蜜を加工したジャムなどを並べる。菓子類のほとんどは店内で翔さんと実希さんが手作りしており、作ったケーキや菓子などを実希さんがこまめにインスタグラムにアップし、今ではフォロワー5000人を数える。その片隅で小学生の長男が、学校の宿題をしていたりする。

 同店では、オリジナルのロゴ入りギフト缶や保冷バッグなどを用意。ジャムや焼き菓子など保存の利く商品はオンライン販売するほか、バースデーケーキの注文にも対応。実希さんが作るパンも人気があり、数が少ないため店に出すとすぐに売り切れてしまうという。

 石野さんは「自分で食べて、素直においしいと思うお菓子、おいしくて誰かに贈りたいと思ってもらえるお菓子を作り続けたい」と話す。

ケーキ類は、ぶどうのショートケーキ、モンブラン(以上500円)、シュークリーム(260円)など。贈答品に、焼き菓子マカロン(230円)、メープルクッキー缶(1,000円)なども用意する。そのほか瓶入りの秩父産フランボワーズ(700円)、塩キャラメル、レ・オ・ミエル(以上680円)などのジャム類もそろえる。

営業時間は10時~17時30分。月曜・火曜定休。夏季・冬季休みはSNSで確認ができる。

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