横瀬町と三協フロンテア(千葉県柏市)による、仮設トイレなどの災害時の物資供給に関する協定締結式が6月4日、横瀬町役場で行われた。
今回の協定は、仮設トイレや仮設事務所などのユニットハウスにおいて、災害時における物資の迅速かつ安定的な供給を受け、被災後の町民生活の早期回復を目指すためのもの。
会見で、富田能成横瀬町長は「大規模災害時には、給排水管の損傷等により公共施設をはじめ多くの家庭でトイレ等が使えなくなる場合も想定される。緊急措置として仮設トイレ等を設置することが求められているが、特に広範囲にわたる災害時には、どの地域でも同様の状況になることが想定される。このような事態に備え事前に協定を締結し、災害の混乱時でも、迅速かつ確実、安定的に生活に密着しているトイレやユニットハウス等を一時的に提供してもらい、町民の日常生活の早期回復を目指す」と話した。
横瀬町総務課の浅見聡さんは「元々災害には強い町だが、このコロナ禍においては避難所も密を避ける必要もあり、万が一に備え災害協定を結んだ。トイレもコロナ感染にも配慮が必要であり、十分な数を用意することにもつながる」と、その意義を話す。