道の駅果樹公園あしがくぼ(横瀬町大字芦ヶ久保、TEL 0494-21-0299)で10月30日、「新そば祭り」が始まった。横瀬そば会により提供されるそばは、横瀬町で栽培され、10月に収穫されたばかりのもの。「のど越しを追求した結果、二八そばになった」という。新そばの香りを十分に楽しんでもらうため、提供は盛りそばのみで、価格は1人前700円。
そば好きのメンバーが集って、そば打ちを始めたのは30年以上も前。「横瀬そば会」という団体になってからは20年以上がたっている。現在の会員は27人。ひきたて、打ちたて、ゆでたての「三たて」にこだわり、「おいしいそば」を作るため栽培から、収穫、製粉、そば打ち、調理、販売まで全て会員が行う。
現在借りている畑は19枚で3ヘクタールに及び、地域の使われなくなった畑の活用にも役立っている。昔は栽培したそばを手刈り収穫していたが、非常に大変だったため、1999(平成11)年にコンバインも導入した。
会計の武藤さんは「今年は台風などの天候の影響もなく豊作。そばは雨に濡れたり、風で倒れたりすると変色したり風味も落ちる」と、今年のそばの出来に自信を見せる。
「そば好きの方にもいろいろと好みがあると思うが、多くの方に食べていただき、横瀬そば会の最高の味を楽しんでいただければ」と会長の島田さんは話す。「横瀬そば会で作っているそばは秋そばのみ、新そばが味わえるのはこの秋だけ。新そば特有の淡い緑がかった色味にも注目して味わってほしい」とも。
開催日は、10月30日・31日、11月6日・7日、13日・14日、20日・21日、23日。開催時間は11時ごろ~14時ごろを予定。準備が出来次第販売し、無くなり次第終了となる。