「道の駅果樹公園あしがくぼ」(横瀬町芦ヶ久保)から日向山の集落を歩いてハイキングを楽しむイベント「里山まるマルシェ」が5月30日に開催され、地元や周辺地域の人を中心に約300人が参加した。
「里山まるマルシェ」のルート上には地元の飲食店や工芸品販売店が出店している
今回で9回目を迎える同イベント。横瀬町役場の「日本一歩きたくなる町プロジェクト事業」の一環として横瀬町観光協会とともに無料で開催している。今回は、ゴール地点でシイタケけのつかみ取り体験も先着順・数量限定で行った。
横瀬町役場の田端将伸さんは「以前よりコースが短くなり、子どもでも楽しめるように工夫した。お一人でもグループでも気軽に参加いただき、身近な里山を歩く体験をしていただければ」と話す。今回は特にファミリーでの参加が目立ち、山あいに子どもたちの声が響き渡るなど里山に活気があふれ、笑い声が至る所で聞かれた。特に今回はコロナ禍であるため、地元や地元周辺だけにPRを行い、さらに感染防止対策を徹底したうえで開催にこぎ着けたという。
「横瀬町では引き続き3密を防ぐなど徹底的に感染防止対策を行い、今後も家にこもりやすい状況に対し、多くの住民らの健康対策として、また、出店者のPRの場として開催していく予定」と田端さんは話す。
新型コロナウイルス感染症の感染予防対策もあり、企画されていた立教大学観光学部の学生企画は中止となったが、ネイチャーガイドによる自然探索ツアーなどは開催された。ルート上には地元の飲食店の簡単に食べられるフードや、その集落に住む人の工芸品の販売などもあり、地元の人との触れ合いが人気となっている。
例年、春と秋の年2回開催。その他、横瀬町が掲げる「歩きたくなる町」として、コロナ禍でも健康的に楽しめるさまざまなウオーキングイベントを開催していく予定もあるという。今後の開催日程は横瀬町観光協会が運営するホームページで知らせていく。