秩父地域を走る国道299号線沿いにあるラーメン店「らぁ麺大金星」(横瀬町横瀬、TEL 0494-53-8200)が10月21日で1周年を迎えた。
国道299号線を飯能方面から来ると、秩父市に入る直前の街道沿い右側にラーメン店「らぁ麺大金星」はある。黒い建物に白地の店名が書かれた布看板が目印の同店は、店内にテーブル6席、カウンター7席を備える。
店主の山本賢剛さんは秩父の高校を卒業後、調理師学校に通い、一度はイタリア料理のシェフを志したが、その後、ラーメン好きが高じ、およそ7年間、近県のラーメン店数軒で修業した後、同店を開いた。山本さんは調理師学校に通う段階から、いつかは秩父で飲食店を開店したいという思いがあったという。
同店のラーメンの特徴である透き通ったスープは、山本さんのこだわりである「淡麗系しょうゆ」スープで、鶏ガラを中心にしっかりした温度管理の下でだしを取り、麺はそれに合うように東京・蒲田の菅野製麺所のストレート細麺の中から選んでいる。しょうゆは山本さんが選んだ3種類のものをミックスしているという。
トッピングする煮豚、低温処理の豚肩ロース、味卵、特製ラーメンに使う鶏むね肉の低温処理などは手作りしている。メニューには他に塩ラーメンや煮干の特有の風味を利かせた煮干ラーメンがある。日によって「家系ラーメン」「二郎系ラーメン」「つけ麺」「ご当地ラーメン」などを提供することもあり、その時は事前にSNSで告知している。こうした取り組みの背景に「秩父にないラーメンを提供したい」という思いがあるという。
山本さんは「ここ数年に秩父地域にはラーメン店が相次いで開店していて、自分もその一つだが、もっと秩父にラーメン店が増えて、その個性を競い合うようになれば。秩父に住む人、観光などで訪れた人が1日3杯ラーメンを食べても飽きない、そんなラーメン好きが、秩父地域のラーメンを食べ歩きしてくれるようにしたい」と話す。
メニューは、しょうゆラーメン(800円)、特製しょうゆラーメン(1,050)円、塩ラーメン、煮干ラーメン(以上800円)。いずれも大盛は150円追加。トッピングは半卵、メンマなど。
営業時間は11時~14時30分、17時30分~20時30分。火曜定休。